私は2019年6月に SBIソーシャルレンディング に投資家登録し、現在2つのファンド(借り手)に投資をしています。
そう、まだまだ初心者です。
以前FXで大失敗をしたことがありますし、株も勉強しましたが、いまいちセンスと興味がない。(興味がない…!)
でも、投資してみたいんです。不労所得が欲しい。
でもなるべく損はしたくない。
私の投資遍歴(FXで大損)については以下の記事をどうぞ↓
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30代女:投資初心者の投資遍歴(リーマンショック魔の金曜日)
投資には少し興味はあるものの知識はなく、でもとりあえずやってみるか!と思い、いくつか手を出したことがあります。 そんな私から一つ忠告。 “知識がないまま何となくFXをやるのはやめましょう ...
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ただし私は分析好き。データが好きです。
そして、投資のセンスがなくても過去のデータから学べることあるのでは?と思いました。
というわけで今回SBIソーシャルレンディングの過去データより、「過去デフォルト(貸し倒れ)を起こしたファンド」について分析してみました。
デフォルト(貸し倒れ)する可能性が低いファンドに投資できれば、損する可能性も低いですからね!
豆知識
デフォルト(貸し倒れ)とは、必ずしも元本が全部戻ってこないことではありません。
途中まで金利が得られていて最終的にデフォルトが起こり元本の一部が返ってこなかった場合、「金利で得られた金額>デフォルトした金額」であれば、結果として損せず多少利益が出ることもあるようです。
SBIソーシャルレンディングのファンドは大きく4種類
SBIソーシャルレンディングのファンドは大きく分けて4種類あります。
SBIソーシャルレンディングのファンドの種類
- オーダーメード型ローンファンド
- 不動産担保ローン事業者ファンド
- カンボジア技能実習生支援ローンファンド
- 個人向け無担保ローンファンド
このうち、最後の「個人向け無担保ローンファンド」は2013年以来募集がありません。
また、「カンボジア技能実習生支援ローンファンド」は公式サイトにこのように記載がされています↓
本ファンドへの出資には高いリスクが伴うものであることをご了承ください。
本ファンドは他のファンドに比べ、ロールオーバーする可能性が非常に高くなっています。※引用:https://www.sbi-sociallending.jp/pages/skill_training_fund
「カンボジア技能実習生支援ローンファンド」はリスクが高いらしいです。
そのため初心者が選択するなら実質以下の2つでしょう。
初心者が選択すべきファンド
- オーダーメード型ローンファンド
- 不動産担保ローン事業者ファンド
そして、この2つは以下のような違いがあります。
募集 | 利回り | |
---|---|---|
オーダーメード型ローンファンド | 随時 | 6〜10% |
不動産担保ローン事業者ファンド | 常時 | 3〜5% |
これを見ると利回りが高い「オーダーメード型ローンファンド」に目が行きますよね。
でも利回りが高い方がリスクも高い気がする。
実際に利回りが低い「不動産担保ローン事業者ファンド」の方は2011年〜過去1度もデフォルトを起こしていないようです。
と、いうわけでより低リスクでSBIソーシャルレンディングで投資するなら「不動産担保ローン事業者ファンド」。
が、今回は「オーダーメード型ローンファンド」を分析していきます。
高利回りが魅力的ですし、分析することによってリスクも低くなるでしょうからね!
ちなみにこの「オーダーメード型ローンファンド」。
随時募集で月に2,3度しか募集がないのですが、めちゃくちゃ競争率が高いです。
募集開始15分くらいで満額となります(笑)
この競争率の高さについては別記事にしていますので、興味がある方はどうぞ↓
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SBIソーシャルレンディング:競争率高すぎ!だけど高利回りは魅力的
何か投資を始めたいなぁぁと思って最近始めたのが「ソーシャルレンディング」。 私はどのサイトを見ても人気が高い「SBIソーシャルレンディング」に投資家登録して始めてみました。 が、募集案件が少ない!そし ...
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オーダーメード型で過去にデフォルトを起こしたファンド
オーダーメード型ローンファンドを分類
SBIソーシャルレンディングの過去の実績(2011年8月〜)は以下リンクで確認ができます。
そして上記見ると、「SBISL○○○ファンド△△号」といった感じで、「△△号」を除いた「SBISL○○○ファンド」という同じ名前のファンドがたくさんあることがわかります。
この「SBISL○○○ファンド」という名前で分類した結果が以下↓
オーダーメード型ローンファンドを分類
- SBISL不動産担保ローン事業者ファンドPlus
- SBISL不動産バイヤーズローンファンド
- SBISL不動産ディベロッパーズローンファンド
- SBISL地方創生ローンファンド
- SBISL太陽光発電事業者ローンファンド
- SBISLメガソーラーブリリアントローンファンド
- SBISLメガソーラーブリッジローンファンド
- SBISLビジネスローンファンド
- SBISLバイオマスブリッジローンファンド
- SBISLテレマティクスローンファンド
- SBISLサービサーズローンファンド
- SBISLコーポラティブハウスローンファンド
- SBISLカンボジア・モビリティローンファンド
- SBISLカンボジア・マイクロファイナンスローンファンド
転記漏れがなければこれが全部です。(思ったよりたくさんあった…!)
ではこれらの中で、過去にデフォルト(貸し倒れ)が発生したファンドはどれか?をまとめてみました。
過去にデフォルト(貸し倒れ)したファンド
「オーダーメード型ローンファンド」でデフォルトを起こしたファンドは以下の通り↓
オーダーメード型でデフォルトを起こしたファンド
- SBISL不動産バイヤーズローンファンド22号2018年4月
- SBISL不動産バイヤーズローンファンド21号2018年3月
- SBISL不動産バイヤーズローンファンド20号2018年1月
- SBISL不動産バイヤーズローンファンド19号2017年12月
- SBISL不動産バイヤーズローンファンド16号2017年9月
…!
一目瞭然でした。
「SBISL不動産バイヤーズローンファンド」には注意が必要そうです。
ただし、過去に「SBISL不動産バイヤーズローンファンド」は34あり、そのうちデフォルトしたのは5つのみ。
ほとんどのファンドはデフォルトしていません。
そのため他にも何か注意すべき点がありそうです。
というわけで、このデフォルトした5つの「SBISL不動産バイヤーズローンファンド」の出資額やデフォルト元本額等をまとめてみました↓
ファンド名 | 予定運用期間 | 出資額 | 貸付総額 (借手件数) |
償還済み元本額 | デフォルト元本額 (件数) |
名目利回り(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
SBISL不動産バイヤーズローンファンド22号2018年4月 | 約12カ月 | 320,000,000 | 320,000,000 (2件) |
261,815,583 | 58,184,417 (1件) |
6.5 |
SBISL不動産バイヤーズローンファンド21号2018年3月 | 約12カ月 | 670,000,000 | 670,000,000 (4件) |
645,300,000 | 24,700,000 (1件) |
6.5 |
SBISL不動産バイヤーズローンファンド20号2018年1月 | 約12カ月 | 191,500,000 | 191,500,000 (2件) |
157,248,000 | 34,252,000 (1件) |
6.5 |
SBISL不動産バイヤーズローンファンド19号2017年12月 | 約12カ月 | 311,000,000 | 311,000,000 (3件) |
266,490,000 | 44,510,000 (2件) |
6.5 |
SBISL不動産バイヤーズローンファンド16号2017年9月 | 約12カ月 | 952,000,000 | 952,000,000 (3件) |
929,824,000 | 22,176,000 (1件) |
6.5 |
これらの数字だけを見ると特に変わったところは無いように思えます。
名目利回りがすごく高いわけでも無いですし。
しかし気づきました。
「借手件数が多い」ファンドには注意が必要ということに。
オーダーメード型の過去全ての実績を見てみると、借手件数が1件または2件というファンドがかなり多く154のうち149。
残り5つのみが借手件数が3件以上です。
そしてこの5つすべてが「SBISL不動産バイヤーズローンファンド」で、そのうち3つでデフォルトが発生しています。
そのため、「SBISL不動産バイヤーズローンファンド」でかつ「借手件数が3件以上」のファンドにはより注意が必要ということも言えると思います。
まとめ:オーダーメード型で注意すべきファンド。
あらためて、 SBIソーシャルレンディング のオーダーメード型ローンファンドで今回分かったのは以下↓
SBISLオーダーメード型の注意点
- 「SBISL不動産バイヤーズローンファンド」で「借手件数が3件以上」のファンドには特に注意が必要
というわけで私は、上記に当てはまるファンドには今後出資しません!(知識が乏しくその他の情報から判断できないと思うので!)
ただし、これを読んだあなたは内容をしっかり見て判断してくださいね(笑)
今回のデータと同じことが今後続くとは限りませんので。
でも、何か参考になっていると嬉しいです!