この記事ではCombi(コンビ)のチャイルドシートでR129対応&ISOFIX(アイソフィックス)取り付けができる以下2製品を比較していきます。
- THE S ISOFIX エッグショック ZD ※2022年冬発売
- クルムーヴ コンパクト R129 エッグショック JQ ※2023年春発売
ちなみに二つは異なる製品ですが、THE S(ザ・エス)の方がクルムーヴ コンパクトより上位機種。THE Sの方が機能面で優れている分、価格も高めです。
ただし、クルムーヴ コンパクトの方が優れている部分もあります。
また、THE S(ザ・エス)には『スタンダード・Air・plus』と3種類あるためその違いについても記載しています。
※plusはサイトにより"プレミアムモデル"と記載されていることがあります。
[Combi]THE S(ザエス)とクルムーヴ コンパクト違いは?チャイルドシート比較表
冒頭にも記載した通り、この記事では以下2製品を比較しています。
- THE S ISOFIX エッグショック ZD ※2022年12月発売
- クルムーヴ コンパクト R129 エッグショック JQ ※2023年4月発売
発売時期が異なるものは特徴も微妙に異なるためご注意ください。また、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
THE S スタンダード/Air/plus |
クルムーブ コンパクト |
|
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発売時期 | 2022年冬 | 2023年春 |
対象年齢 | 新生児〜4歳頃 | |
安全基準 | R129 | |
取り付け方式 | ISOFIX | |
360度回転 | ○ | |
後向き | 40m〜105cmまで ※15ヶ月未満は後向きで使用 ※ただし15ヶ月以上でも76cm未満の場合は後向きで使用 |
|
前向き | 76cm〜105cmまで (15ヶ月以上〜4歳頃まで) ※体重19.0kgまで |
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洗濯丸洗い | ○ | |
ヘッドサポート 高さ調整 |
8段階 | |
リクライニング | 5段階 | 3段階 |
セパレート構造 | ○ | × |
トラス構造 ※強度が強い |
○ | × |
クラッシャブル構造 ※衝撃を分散 |
○ | × |
低重心・低座面設計 ※ダメージ軽減、安定性向上 |
○ | × |
重さ | 13.7kg | 11.5kg |
サイズ | 後向き時:W440×D680~810×H630~740(mm) 前向き時:W440×D670×H650~825(mm) |
後向き時:W450×D640~720×H670~765(mm) 前向き時:W450×D526×H720~870(mm) |
エッグショック (本体) |
頭部中央・座面部 |
頭部中央・座面部 |
エッグショック (インナークッション) |
[スタンダード,Air]
|
頭部:中央 |
インナークッション 素材 |
[スタンダード]
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|
幌 |
[スタンダード]
[Air]
[plus]
|
|
カラー |
[スタンダード] ネイビー,グレー [Air] ネイビー,カーキ,ブラウン,グレー
[plus] ブラック, グレージュ(ベビーザラス限定) |
ブラック,グレー,グレージュ(コンビ公式限定)
|
価格 | スタンダード:¥79,200 Air:¥79,200 plus:¥85,800 |
¥69,300 |
THE Sの方が機能面で優れていますが、その分価格もお高め。
ただし、Amazon/楽天/Yahoo!内にもコンビ公式ショップ等があり実売価格はもう少し安く、ポイントを加味すると実質さらに安く購入できる場合も。
最新の価格は各販売サイトでご確認ください↓
THE S スタンダードはこちら↓
THE S Air(アカチャンホンポ×コンビ共同開発商品)はこちら↓
THE S plusはこちら↓
※グレージュはコンビ公式/ベビーザラスで購入可
※ベビーザラスでは売り切れたのか?見つからず。(2023/10/12確認時点)
クルムーヴ コンパクトはこちら↓
※グレージュはAmazon/楽天/Yahooの各コンビ公式ショップで購入可
また、THE Sの方が優れている点が多いですがクルムーヴの方が優れている点もあります。
それぞれの特徴(メリット)をまとめてみました↓
THE S(ザエス)の特徴(メリット)
THE S(ザエス)ならではの特徴(メリット)はこちら↓
THE Sの特徴①:シートとベースがセパレートできる
シートとベースがセパレートできる構造は、他のチャイルドシートではなかなか無いTHE Sならではの特徴です。
チャイルドシート自体の重さはクルムーヴより重いですが、セパレートできることにより取り付け時はベースだけで取り付け可。
ベースを取り付けた後にシートを置いてくるっと回せば取り付け完了です。
また、シートを取り外せることにより赤ちゃんを乗せたまま車⇆家を移動することもできるため、赤ちゃんが寝てしまった時でも安心。(家では標準搭載の専用シートホルダーに乗せる。)
ベースは別売りもされているため、ベースのみ複数の車に設置してシートを載せ替えながら使うこともできます。
車は複数台あるけどしっかりしたチャイルドシートを複数台買うにはお金が…という方はこの方法もアリですよね。
ちなみに別売りののせかえベースはコンビ公式で29,700円です。
ただし楽天等で購入した方がポイントがたくさんついていいかもしれません↓
THE Sの特徴②:リクライニングが5段階
背もたれのリクライニングがTHE Sは5段階、クルムーヴは3段階です。
THE Sの方が細かく調節できていいですね。
THE Sの特徴③:より安全性が高い構造
THE S | クルムーヴ コンパクト | |
---|---|---|
トラス構造 ※強度が強い | ○ | × |
クラッシャブル構造 ※衝撃を分散 | ○ | × |
低重心・低座面設計 ※ダメージ軽減、安定性向上 | ○ | × |
THE Sは以下のようなトラス構造とクラッシャブル構造をとっており、強い強度と衝撃を分散してくれます。
また、以下のように低重心設計になっているため、衝撃時に赤ちゃんの頭部にかかるダメージを軽減し走行時の安定性も向上します。
実際にサイズを見ても、THE Sの方がクルムーヴ コンパクトの方が高さが2.5cm〜7cm低くなっています。
より安全性が高い構造になっているのはTHE Sの方ですね。
THE Sの特徴④:エッグショックの範囲が広い
THE S | クルムーヴ コンパクト | |
---|---|---|
エッグショック | [スタンダード,Air] 頭部:中央+左右(30mm) [plus] 頭部:中央+左右(30mm) 座面:左右 | 頭部:中央 |
エッグショックとは「卵すら傷つけない」に挑み続けて開発された超・衝撃吸収素材のこと。
エッグショックなしの場合に比べ、ありだと振動が約3割低減され、振動によるストレスは約4割低減されるそうです。
そんなエッグショックがTHE Sだと上記のように広範囲に使用されています。(さらに頭部の両側面にはしっかりとした分厚い30mm搭載)
THE S プラスだと座面の側面にも使用されているため安心感が増しますね。
一方クルムーヴは、エッグショックが頭部中央のみ使用となります。
THE Sの特徴⑤:インナークッションが吸水速乾素材(Air,plusのみ)
THE S | クルムーヴ コンパクト | |
---|---|---|
インナークッション | [スタンダード] [Air] [plus] |
インナークッションは上記のように、THE Sのスタンダードモデルとクルムーヴ コンパクトは3Dメッシュですが、THE SのAirとplusでは吸水速乾素材のCOOLMAXが使用されています。
チャイルドシートはしっかりしたものが欲しい反面、しっかりしたものだと分厚くて暑くなりがち。
子どもをチャイルドシートから下ろすと汗びっしょりということもよくあります。
そのため、少しでも涼しい素材だと嬉しいですね。
THE Sの特徴⑥:幌にメッシュ窓が複数箇所付いている
THE S | クルムーヴ コンパクト | |
---|---|---|
幌 | [スタンダード] [Air] [plus] | メッシュ窓 |
THE Sはそれぞれ上記のように幌にメッシュ窓がついています。
THE S スタンダードはのメッシュ窓は1ヶ所のためクルムーヴ コンパクトと同じ。
Airは2ヶ所あり、後部1ヶ所は固定ですがもう1箇所は窓カバーによって切り替えられます。。
要するに、上記画像のようにも、以下画像のようにもメッシュ窓の位置を切り替えられるということです↓
plusであればメッシュ窓が2ヶ所ある上に窓カバーも付いているため、開ければ風通しが良く、日差しや深夜のライトからしっかりと守ってあげたい時等は閉じることもできていいですね。
THE S スタンダードはこちら↓
THE S Air(アカチャンホンポ×コンビ共同開発商品)はこちら↓
THE S plusはこちら↓
※グレージュはコンビ公式/ベビーザラスで購入可
※ベビーザラスでは売り切れたのか?見つからず。(2023/10/12確認時点)
クルムーヴ コンパクトの特徴(メリット)
クルムーヴならではの特徴(メリット)はこちら↓
クルムーヴ コンパクトの特徴①:コンパクトな設計
THE S | クルムーヴ コンパクト | |
---|---|---|
サイズ | 後向き時:W440×D680~810×H630~740(mm) 前向き時:W440×D670×H650~825(mm) | 後向き時:W450×D640~720×H670~765(mm) 前向き時:W450×D526×H720~870(mm) |
これはクルムーヴ最大の特徴でありメリット。
後向き時の奥行きは、THE Sと比べて後向き時で4cm〜9cm小さく、前向き時では約15cm小さいです。
ちなみに、THE Sもクルムーヴ コンパクトも対象年齢や身長制限は同じ。
じゃあ何でそんなに大きさに差が…?となりますが、以下の画像を見て分かる通り幌の付け方に工夫があるようですね。
また、前向き時の方が奥行きの差が大きいですが、以下を見て分かる通り、土台の出っ張りがTHE Sの方が大きそうです。
というわけで、コンパクト設計のクルムーヴ コンパクトは後部座席が窮屈になりがちな軽自動車やコンパクトカーにおすすめです。
クルムーヴ コンパクトの特徴②:リクライニング・回転が簡単
リクライニングと回転の操作レバーは、上記写真の親指の位置についています。
上の方についているため後向き状態でもリクライニングの操作がしやすく、後向き→横向きに回転する際も回転レバーが操作しやすくて便利です。(この辺りは可能であれば実物を操作してもらった方がわかりやすいかも。)
一方THE Sの場合は、上記のようにリクライニングと回転レバーがシートより下の方についています。(回転レバーは写真の4本指側)
そのため、特に後向きの状態だと土台の出っ張りがあるため手が入れづらくリクライニングや回転がしづらいかも…。
慣れの問題もあるとは思いますが、THE Sを購入される方は把握しておくと良いかと思います。
クルムーヴ コンパクトの特徴③:価格が安い
THE S | クルムーヴ コンパクト | |
---|---|---|
価格 | スタンダード:¥79,200 Air:¥79,200 plus:¥85,800 | ¥69,300 |
何よりも迷うのはここかもしれませんね。
THE Sのスタンダードと比べてもクルムーヴ コンパクトの方が安いです。
ただし上記はコンビ公式での販売価格。
2023年9月調査時点で楽天市場での最安値はこちらでした↓
| THE S | クルムーヴ コンパクト |
---|---|---|
価格 | スタンダード:¥61,999 Air:¥75,900 plus:¥72,700 | ¥58,000 |
ちなみに、THE S Airはアカチャンホンポとの共同開発商品のためか楽天市場での販売がなかったため、アカチャンホンポのネット通販での価格です。
やはりクルムーヴ コンパクトが最も安いですが、THE Sスタンダードの価格差は小さいので悩みどころではありますね。
最新の価格は各販売サイトでご確認ください↓
※コンビ公式限定カラー(グレージュ)はAmazon/楽天/Yahooのコンビ公式ショップにもあり
まとめ:[Combi]THE S(ザエス)とクルムーヴ コンパクト違いは?チャイルドシート比較
この記事では以下2製品を比較しました。
- THE S ISOFIX エッグショック ZD ※2022年冬発売
- クルムーヴ コンパクト R129 エッグショック JQ ※2023年春発売
機能面では全体的にTHE Sの方が上ですがその分価格も高く、クルムーブ コンパクトならではのメリットもあります。
それぞれのメリットを考慮し、THE Sはこのような方におすすめです↓
一方、クルムーヴ コンパクトの方がおすすめなのはこんな方です↓
最終的にはやはり価格や各販売サイトでもらえるポイントも大事。
ポイントだけで1万ポイント以上もらえることもあるため、購入前はぜひ各サイトをチェックしてできるだけ安くご購入ください。
THE S スタンダードはこちら↓
THE S Air(アカチャンホンポ×コンビ共同開発商品)はこちら↓
THE S plusはこちら↓
※グレージュはコンビ公式/ベビーザラスで購入可
※ベビーザラスでは売り切れたのか?見つからず。(2023/10/12確認時点)
クルムーヴ コンパクトはこちら↓
※グレージュはAmazon/楽天/Yahooの各コンビ公式ショップで購入可