ロボット掃除機といえばルンバという方はまだまだ多いと思いますが、ルンバは音が大きかったり家具にガンガンぶつかる…ということでECOVACS(エコバックス)に辿り着く方も多いはず。
そして、"水拭きはそれほ重要じゃないし小さめのものが欲しい…!"という方はエコバックスのDEEBOT N8 PRO+やDEEBOT N10 PLUSあたりで迷うでしょう。
我が家ではN8 PRO+を使用しているため、その使用感も含めて比較していきます。
ECOVACS(エコバックス) DEEBOT N8 PRO+とDEEBOT N10 PLUS 違いを比較
項目 | N8 PRO+ | N10 PLUS |
---|---|---|
自動ゴミ収集機 | ○ | ○ |
吸引力 | 2600pa | 4300pa |
サイズ | 353×353×93.6 | 35×35×93 |
清掃音 | 58dB | 65dB |
バッテリー容量 | 3200mAh | 5200mAh |
充電時間 | 4時間 | 6.5時間 |
最大稼働時間 | 110分 | 300分 |
障害物検知・回避システム | TrueDetect(3D物体回避技術) | 赤外線センサー/バンパー |
マッピングシステム | True Mapping™ (D-ToF技術) | TrueMapping 2.0(D-ToF技術) |
自動再開 | ○ | ○ |
カーペット自動認識 | ○ | ○ |
水拭き | ○ | ○ |
水拭き用モップ | クリーニングモップ(水洗い、繰り返し使用) 使い捨てモップ | クリーニングモップ(水洗い、繰り返し使用) ※使い捨てモップは別売り |
価格(公式) | 85,000円 ※2023/7/28時点 | 89,800円 ※2024/1/4時点 |
大きな違いは吸引力とバッテリー容量(≒稼働時間)でしょう。
また、価格は同じくらいに見えますがセール時にはかなりお安くなります。
ちなみに、2024年1月のAmazon初売り時でN8 PRO+が42,330円、N10 PLUSが52,800円でした。
お得に買える機会は結構多いので、間違っても定価では買わないでくださいね…!
詳しく見ていきましょう↓
自動ゴミ収集機:どちらも○
商品名に"+"もしくは"PLUS"がついているものは自動ごみ収集機が付いています。
どちらも2.5Lのゴミを収納可能で、掃除が完了すると清掃時に溜まった本体ダストボックスのゴミを自動でごみ収集機内の密封型紙パックに吸い上げます。
ちなみに自動ゴミ収集機へゴミを吸い上げる際はかなり稼働音が大きいのですが、就寝中に清掃する場合等は自動収集をOFFにすることも可能です。
吸引力:N8 PRO+ < N10 PLUS
吸引力はN8 PRO+は2600pa、T10 PLUSは4300paでN10 PLUSの方が上。
吸引力(真空度Pa)の数値が高いほどゴミを浮き上がらせる力が強いことを示しています。
カーペットのエリアが広い方やペットを飼っていらっしゃる方だとN10 PLUSの方が良いでしょう。
ただし、実際にN8 PRO+を使用している我が家は十分にきれいになっています。
我が家はフローリングエリアがほとんどということもありますが、ロボット掃除機を使用したい方は頻繁に掃除できないからロボットに頼りたい…という方が多いかと思います。
頻繁にDEEBOTに掃除をお願いしておけば、そもそも大きな吸引力が必要なほどゴミは溜まらないと思いますよ。
サイズ:ほぼ同じ
N8 PRO+は直径35.3cm×高9.36cm、N10 PLUSは直径35cm×高さ9.3cmで若干N10 PLUSの方が小さいです。
…というのが公式情報なのですが、本当ですかね…?
正直言ってミリ単位で違う型を作っているとは思えない気が…?
N10 PLUSはミリ単位の表記を削っているだけの可能性があるのでは…?
というわけでおそらく大きさは同じ(もし本当に違ってもミリ単位で違うだけ)かと思います。
ちなみに我が家ではソファの下の高さばかり気にしていましたが、購入後にDEEBOTを動かしてみるとダイニングテーブルの脚の幅が割とギリギリでした。
そのため、ソファや棚下の高さに合わせて、横幅がどこかに引っかかってしまわないか?をあらかじめチェックしておくのをおすすめします。
清掃音量:N8 PRO+ < N10 PLUS
そして清掃音はN8 PRO+が58dBでT10 PLUSが65dB。
吸引力の違いがあるのでN8 PRO+の方が静音ですね。
ただしエコバックスは吸引力を4段階(静音/標準/最大/最大+)に設定できます。
吸引力を変更すると当然清掃音量もかなり違いがあります。
N8 PRO+は58dBとしか記載がありませんが、58dBは静音or標準時のものかな?と思われます。
一方N10 PLUSの清掃音は65/70/73/83dbと記載あり。
これは静音/標準/最大/最大+それぞれの清掃音量でしょう。
ちなみににN8 PRO+を使用している我が家では、標準の清掃音ならそれほど気にならず普通に仕事もできています。
もちろん感覚には個人差がありますが、少なくともルンバよりは断然静かかと…!
また、自動ごみ収集機にゴミを吸い上げる際はかなり大きな音がしますのでご認識ください。(夜間清掃の際等は自動ゴミ収集をOFFにすることも可能。)
バッテリー容量、稼働時間:N8 PRO+ < N10 PLUS
バッテリー容量はN8 PRO+が3200mAh、N10 PLUSが5200mAhとかなり違いがあります。
この違いにより充電時間にも違いがありますが、それよりも連続稼働時間の違いの方が気になりますよね。
連続稼働時間はN8 PRO+が110分、N10 PLUSが300分です。
こんなに違うならN10 PLUSの方が良いのでは…と思うかもしれませんが、そもそもかなり広い家でないとこんなに長い時間稼働することはありません。
実際にN8 PRO+を使用している我が家では、約20㎡掃除するのに25分程度しかかかっていません。
我が家はもっと広いし…!という方の方が多いと思いますが、お風呂や玄関、クローゼットの中はロボット掃除機には掃除させないでしょう。
また、冷蔵庫や食器棚、ベッド等ロボット掃除機が掃除できないエリアは結構広いです。掃除させたくない部屋がいる方もいるでしょう。
実際に我が家は20㎡の2倍以上の広さがありますが、ロボット掃除機に掃除させたいエリアはこんなもんでした。
というわけなのですが、もし2倍の広さがあっても掃除時間は約56分。
N8 PRO+の110分は十分かなと思います。
またバッテリー容量についても、N8 PRO+で吸引力を標準にして約20㎡掃除した場合の残量は78%、吸引力を最大+にしても52%でした。
まだまだ余力がありますが、計算上80㎡以上のエリアを任せたいならN10 PLUSの方が良いかと思います。
ちなみに清掃途中でバッテリー残量が足りなくなった場合は自動で戻って充電し、ある程度充電ができたらまた途中から掃除を再開してくれます。(自動再開の機能)
どちらの機種にもこの機能があるので、もし充電が足りなくなっても掃除は最後までやってくれるので安心です。
とはいえ、バッテリーはだんだんへたってもくるでしょう。
もしN10 PLUSの価格も納得できるくらい安くなっているのであればN10 PLUSの方をオススメします。
障害物検知・回避システム:N8 PRO+ > N10 PLUS ?
障害物検知・回避システムはN8 PRO+がTrueDetect(3D物体回避技術)、N10 PLUSは赤外線センサーです。
それぞれの技術は以下のような説明があります。
- TrueDetect(3D物体回避):コード類や暗い色の家具や壁への衝突、床に落ちている障害物を丁寧に回避して賢く走行
- 赤外線センサー:コード類や家具や壁への衝突を回避して走行
おそらくTrueDetect(3D物体回避)の方が賢い技術だと思われます。
どうしてN10 PLUSは赤外線センサーなんだろう…?
ちなみに実際にN8 PRO+を使用している我が家では、家具にぶつかることはほぼなく、ぶつかっても当たりがソフトだなと感じています。
壁へのぶつかり等が気になる方はN8 PRO+の方が良いかもしれませんね。
マッピングシステム:N8 PRO+ < N10 PLUS
マッピングシステムは、センサーで部屋の間取りを測定&記憶する機能です。
N8 PRO+はTrue Mapping 、N10 PLUSはTrue Mapping 2.0でN10 PLUSの方が上。
ただし、実際にN8 PRO+を使用している我が家では間取りをかなり正確に把握して掃除してくれているなと感じます。
もし両方比べる機会があれば違いを認識できるかもしれませんけどね。
自動再開、カーペット自動認識機能:どちらも○
自動再開とは、清掃中に充電が足りなくなった場合に自動で充電器に戻り、ある程度充電ができたら途中から清掃を再開してくれる機能です。
この機能はどちらの機種にも付いています。
実際にN8 PRO+が我が家に来た際に充電をあまりしない状態で動かした結果、清掃途中で力尽きそうになっていましたが、自動で充電器へ戻り充電がたまったら途中から再開してくれていました。
カーペット自動認識機能は文字通りの機能ですが、カーペットの上のみ吸引力をアップしてくれる機能に繋がります。
カーペット吸引力アップ機能もどちらの機種にも付いています。
フローリングと違ってカーペットのゴミは取れにくいですものね。
この機能がついているのは嬉しいなと感じます。
水拭き機能:どちらも○
水拭き機能はN8 PRO+にもN10 PLUSにもありますが、おそらく機能的には同じ。
上位機種だと振動式でよりきれいに水拭きしてくれるものがあります。
そのため、水拭きを重視するならもっと上位の機種(T9,T10,X1,X2等)の方がおすすめです。
また、N8 PRO+もN10 PLUSも水拭き時は本体のタンクに水を入れてタンクにモップを取り付け、終わったら水を捨ててモップを取り外す必要があります。
水拭きするか否かは、設定ではなくモップやモップ用キットが取り付けられているか否かで判断されます。
そのため、水拭きしたくない場合はモップ等を取り外しておく必要があるためご留意ください。
また、少し細かいことではありますが、N8 PRO+には標準で水洗い可能なモップと使い捨てモップが付属してきますが、N10 PLUSには水洗い可能なモップ付属されます。
N10 PLUSで使い捨てモップを使用したい場合は別売りで購入する必要があります。
価格:N10 PLUSの方が少し高いが、どちらもセール時が狙い目
エコバックス公式ではN8 PRO+は85,000円、T10 PLUSは89,800円でN10 PLUSの方が少し高いです。
※だたし2024/1/4時点N8 PRO+は販売なし。在庫限りで終了かも…?
ただしN8 PRO+もN10 PLUSもセール時にはかなり安くなります。
特にAmazonセールや楽天マラソン/楽天ブランドデー、Yahoo!の超PayPay祭りの際に安くなっていることが多い印象。
ちなみに筆者の観測では、2024年1月のAmazon初売りではN8 PRO+が42,330円、N10 PLUSが52,800円まで安くなっていました。
くれぐれも定価ではなくお得な価格で購入してください!
まとめ:ECOVACS(エコバックス) DEEBOT N8 PRO+とDEEBOT N10 PLUS 違いを比較
N8 PRO+とN10 PLUSのスペックからすると違いを感じるのは吸引力とバッテリー容量(≒稼働時間)でしょう。
吸引力はN8 PRO+ 2600pa、N10 PLUS 4300pa。
ただしこれは吸引力マックスで稼働させた場合であり、吸引力が必要なのはカーペット等毛足のある場所を掃除する場合でしょう。
フローリング等滑らかな場所ではそれほど違いは感じないのでは?と思われます。
バッテリー容量(≒稼働時間)はN8 PRO+ 3200mAh(最大110分)、N10 PLUS 5200mAh(最大300分)とこちらも数字上は大きな違い。
ただし、我が家はエコバックスに掃除してもらう範囲の約20平米の清掃が25分ほどで終わります。
我が家の総平米数はこの2倍以上ありますが、クローゼットやお風呂・玄関・洗濯機・洗面台・足のないベッドの下等エコバックスが清掃できない範囲は結構広いです。
そのため、100平米以上の大きな平家でない限りはN8 PRO+で十分では?と思われます。
ただし、バッテリーは経年劣化でへたってくるでしょう。
価格的に納得がいけばN10 PLUSの方が良いかもしれません。
そして価格は、2024年1月のAmazon初売り時でN8 PRO+が42,330円、N10 PLUSが52,800円でした。
我が家はN8 PRO+を使用していますが、うーんこの価格差は迷いますね。
我が家夫婦の性格的には1万円差ならN10 PLUSを選ぶかなと思いますが、N8 PRO+を使用している現在全く不満は感じていませんよ。
ただし、定価だとどちらも8万円以上。
セール時にかなり安くなるので、絶対に定価では買わないでくださいね…!