夜間休日の往診やオンライン診療を受けられるアプリ「ファストドクター」と「みてねコールドクター」。
医師の数や料金や交通費について比較していきます。
ただし、いざ使おうとすると一方のアプリは待ち時間が長かったりもう一方のアプリだと対応時間外だったりする可能性もあります。
どちらを使うにせよ念の為両方入れておくのがベターかと思います。
[夜間休日の往診アプリ]ファストドクター&みてねコールドクター比較
ファストドクターとみてねコールドクターアプリについて、2023/7/22時点の情報を比較してみました↓
項目 | ファストドクター 往診実績:180,000件以上 | みてねコールドクター 往診実績:137,000件以上 |
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在籍医師数 | 2,000名以上 | 約400人 |
1日の可動医師数 | 90〜120名 | 30〜40人前後? ※2023/7/27 17:37時点で35人 |
対応している科 | 内科、小児科、整形外科 | 内科、小児科、外科、整形外科 |
往診対応エリア | 北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、兵庫、奈良、京都、福岡 | 北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、兵庫、福岡、佐賀 |
支払い方法 | クレジットカード、 NP後払い(コンビニ・郵便局・銀行振込) | クレジットカード、 GMO後払い(コンビニ、銀行振込、LINE Pay) |
往診時間 | 平日:18:00〜翌6:00 土:14:00〜翌6:00 日祝:6:00〜翌6:00 | 平日:19:00〜翌6:00 土:10:00〜翌6:00 日祝:10:00〜翌6:00 ※東京都の場合。対応エリアによって異なる。 |
往診診察料 | 保険適用で自己負担1〜3割 ※数日分のお薬代込みの診察料 【大人の診察料目安】 平日:4,500円〜 休日:7,900円〜 22:00〜:11,600円〜 ※3割負担の場合 【子どもの診察料目安】 医療費助成により0円〜 | 保険適用で自己負担1〜3割 ※数日分のお薬代込みの診察料 【大人の診察料目安】 6:00〜:8,000円〜 22:00〜:12,000円〜 ※3割負担の場合 【子どもの診察料】 医療費助成により0円〜 |
往診交通費 | 1キロ30円(最大960円) | 1,000円 ※アプリから依頼の場合0円 |
処方薬の種類 | 80種類 | 50種類以上 |
オンライン診療 | ○ | ○ |
オンライン診療時間 | 24時間 | 24時間 |
オンライン診療料金 | 保険適用で自己負担1〜3割 【大人の診察料目安】 9:00〜:1,700円〜 22:00〜:2,800円〜 ※3割負担の場合 【子どもの診察料】 医療費助成により0円〜 | 保険適用で自己負担1〜3割 【大人の診察料目安】 6:00〜:1,240円〜(日祝:1,740円〜) 22:00〜:2,430円〜 ※3割負担の場合 【子どもの診察料】 医療費助成により0円〜 |
薬の受け取り方法 ※オンライン診療の場合 | 指定の薬局or配送 ※薬局受け取りの場合:システム利用料330円 ※配送の場合:配送料1,034円〜 | 指定の薬局 ※配送希望の場合は事前に薬局に確認が必要 |
医療相談 | 無料 ※アプリからチャットまたは電話 | 無料 ※アプリから電話またはメール |
その他 | - | 3ヶ月未満の子どもは対応不可 |
それぞれ良い点が異なるため、いくつかピックアップして詳細をみてみましょう↓
医師の数はファストドクターの方が多い→往診可否や待ち時間等に影響
往診は、法律により提携医療機関より半径16キロ以内にしか行くことができません。
そのため、医師の数が多い方がいざという時に往診してもらえる可能性が高いでしょう。
また、医師の数は待ち時間にも関わってきます。
夜間休日に往診をお願いする場合は急を要する状況が多いはず。
やはり医師の数は多いに越したことはありません。
往診時間に違いあり
ファストドクターの往診時間はこちら↓
平日:18:00〜翌6:00
土:14:00〜翌6:00
日祝:6:00〜翌6:00
みてねコールドクターの往診時間はこちらです↓
平日:19:00〜翌6:00
土:10:00〜翌6:00
日祝:10:00〜翌6:00
※東京都の場合。対応エリアによって異なる。
平日と日祝はファストドクターの方がスタートが早いですが、土曜はみてねコールドクターの方が早いです。
ただし、エリアによって時間が異なる場合もあるため、詳細は公式アプリや公式ページでご確認ください↓
子どもの診察料は医療費助成(医療証)により0円〜
往診の場合もオンライン診療の場合も、医療費助成制度が適用されます。
そのため、例えば東京23区で医療証をお持ちのお子さまであれば自己負担0円。大阪市であれば500円。
夜間救急病院へ行くために準備を整えて時間をかけて行って待ち時間も長くて…ということが考えられる場合、こういった助成がある地域の方であれば特に往診をお願いするのは一つの手かと思います。
大人の診察料は数日分のお薬代込みでこれくらいと記載がありました↓
【ファストドクター】
保険適用で自己負担1〜3割
※数日分のお薬代込みの診察料
【大人の診察料目安】
平日:4,500円〜11,000円前後
休日:7,900円〜11,000円前後
平日休日22時以降:11,600円〜15,000円前後
※3割負担の場合
【みてねコールドクター】
保険適用で自己負担1〜3割
※数日分のお薬代込みの診察料
【大人の診察料目安】
6:00〜22:00:8,000円〜11,500円前後
22:00〜翌6:00:12,000~15,000円前後
※3割負担の場合
往診対応エリアに違いあり
往診対応エリアについて、ファストドクターは奈良と京都が入っており、みてねコールドクターは佐賀が入っています。(2023/7確認時点)
それぞれの地域の方は、どちらか一方のアプリのみ入れておけば良さそうですね。
また、同じ往診対応エリアでも細かいエリアはそれぞれ異なります。
例えば北海道の場合はこちら↓(2023/7確認時点)
【ファストドクター】
全域対応:札幌市(厚別区/北区/白石区/東区/中央区)
一部対応:札幌市(清田区/手稲区/豊平区/西区/南区)、石狩市/石狩郡当別町/江別市/小樽市/北広島市
【みてねコールドクター】
全域対応:札幌市(中央区、東区、西区、北区、白石区、厚別区、豊平区、手稲区、清田区)
一部対応:札幌市南区、石狩市、当別町、江別市、北広島市
そのため、ご自身が住んでいる地域が本当に対応エリアに入っているか?はあらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。
みてねコールドクターはアプリからの依頼で交通費無料
ファストドクターの交通費は1キロ30円(最大960円)、みてねコールドクターの交通費は1,000円ですがアプリからの依頼であれば0円です。
実際に私はみてねコールドクターのアプリで依頼をしたことがありますが0円でした。
そのため、両方とも往診時間内で待ち時間も変わらないようであれば、みてねコールドクターを使う方が安く済んで良いかもしれません。
ただし、ファストドクターも最大で960円。
急を要する場合は両方のアプリを確認して早く来てもらえそうな方で依頼するのが良いのではと思います。
往診時に薬の受け取り可
処方薬の種類について、ファストドクターは80種類、みてねコールドクターは50種類以上と少し差はあるもののおそらく基本的な処方薬は揃っているのでしょう。
往診の場合はその場で数日分の処方薬の受け取りが可能で、お薬代も診察料の中に含まれています。
往診をお願いする場合は急を要している場合が多いでしょうから、その場で受け取れるのはありがたいですね。
オンライン診療はどちらも24時間対応
オンライン診療はどちらのアプリでも24時間対応しています。
いつももらっている薬が決まっている方や小児科予約激戦区の方はオンライン診療を利用してみるのもありかもしれません。
もちろん医療費助成制度は利用可です。
オンライン診療時の薬の受け取り方法は薬局or配送
基本的にどちらのアプリも、近くの薬局を指定してそこに処方箋をFAXで送付してもらいそこで薬を受け取るのが基本のようです。
お薬代は通常通り薬局で支払います。
また、ファストドクターは薬局受け取りの場合にシステム利用料として330円かかります。(みてねコールドクターの方は利用料の記載は見当たりませんでした。)
ただし、ファストドクターの場合は配送も可。
配送料は地域によって以下のように異なります↓
・当日お薬宅配便 ※東京・埼玉・千葉・神奈川のみ
3,080円(税込)
・翌日以降のお薬宅配便
1,034円(東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・京都・奈良・滋賀・兵庫、愛知)
1,320円(上記の都道府県以外、翌々日までのお届け)
*翌日宅配の配送料は薬局へのお支払い
配送料は少しお高めですが、自宅から出ずにオンライン診療とお薬の受け取りができるのはいいですね。
みててコールドクターの方は、”配送希望の場合は事前に薬局に確認が必要”といった記載がありました。
配送の場合は薬局との交渉次第ということかもしれませんね。
医療相談はどちらも無料
医療相談はどちらも無料。
ただし相談方法が少し異なり、ファストドクターの方は基本チャットで電話も選べる、みてねコールドクターは基本電話でメールも選べる、といった感じのようです。
チャットの方が楽でいいなという方はファストドクターを選ぶと良さそうですね。
みてねコールドクターは生後3ヶ月未満の乳児は要相談
みてねコールドクターの方では、”3ヶ月未満のお子様は診察が困難なため、対応しておりません”と記載があります。
ファストドクターの方にはそういった記載は見当たらなかったため一度相談してみると良いでしょう。
まとめ:[夜間休日の往診アプリ]ファストドクター&みてねコールドクター比較
ファストドクターとみてんコールドクターを比較してみました。
どちらも往診&オンライン診療ができるアプリですが、細かい点で違いがありましたね。
ただし、本記事でまとめた情報も2023年7月時点のものです。
最新の情報は必ずそれぞれのホームページやアプリでご確認ください