アトピー性皮膚炎
私は昔すっっごくアトピーが酷かったです。
ちょうど思春期の頃に酷かったこともあり、“こんなブスと誰も喋りたく無いだろう”と勝手に思い込んで、自分から勝手に離れていき、友達も少なかった。
でも、今はほぼ完治して、メイクもできるしコットン(綿)以外の服も着ることができる、友達も多くは無いですが素敵な友達がいます^^
そんな私の話をしようと思います。
はじめに言っておきますが、“こうすれば治る!”みたいなお話しはできません。そんなのあったらみんな治ってますからね。
でも、私はこうしたよ、という話から、今アトピーに悩んでいる人の参考になればいいなぁと思ったのでお話しします。
アトピーが始まった
小学校の高学年くらいの頃から始まりました。
初めはやはり、肘裏とか膝裏、手首周りなんかにたくさん出ていました。
すごい怖い先生がいる皮膚科に通っていたのを覚えています(笑)
行くの嫌だったなぁ。でも全然良くはならなかったですね。
服はコットンしか着れない。コットンみたいにさらっとしたコットンじゃ無い生地は、着ると分かるんですよね。痒くなる。化学繊維は着れません。
また、洋服のタグは痒くなるので外したりしてました。
あと髪の毛も痒くなる。痒くなるのでポニーテールにしても、ポニーテールの先の髪の毛が首にかかると痒い。
そして悪化…
中学・高校時代は負の時代
もうここは私の負の時代です。
アトピーが顔にめちゃくちゃ出て、しかもニキビも出てきた。
アトピーの塗り薬はベタベタしたものが多いのに、ニキビの薬は乾燥させるもの。矛盾してます(笑)当然良くならない。
痒くて顔中掻いちゃうからか、眉毛はすごく薄かったです。(今もですが。)
でも、痒くてたまらないのにアイブロウだけは気合いで書いてました。そこはもう絶対。思春期の女子なのでね。それでも今日は無理って日もありましたが。
そして、顔じゅう赤くて皮膚一枚足りないような状態。
プリクラが流行ってたのに可愛く撮れない。自分のプリクラ見て泣いたこともあります。
授業中突然泣き出したこともあったし、学校休んだこともあったなぁ。
夜は痒くて寝られない。勉強してて頭が暑くなると痒くなって勉強できない。ストレス発散のためにスポーツしたら汗で痒くなる。なんなら、汗を拭くタオルでも痒くなる。
病院もいろいろなところへ行きました。
漢方を試したこともありましたが、全く効きませんでした。
塗り薬もいろいろ試しました。
あ、ステロイドは悪みたいに言う人もいますが、私は肯定派です。
塗らないで痒みや炎症を抑えるなんて絶対に無理。塗らないともっとひどくなって、もっと強いステロイドを塗らなければならなくなります。
酷くないうちに、弱めのステロイドを塗って早く抑えましょう。
皮膚が薄くなる?だから何?って感じです。そんなのより痒みや炎症を抑える方が先でしょ。
しかもなんなら今の私の状態を見て欲しい。
アトピーって言わないと分からないと言われるレベルです。(眉毛だけ薄いですが、普通の人でも薄い人いますもんねw)
皮膚はもしかしたら薄いのかも?しれませんが、別に困ってないですよ。
良くなってきた大学生時代
大学は県外へ行きました。家を出たくて仕方がなかったので(笑)
そして一人暮らし。
ここからです。私のアトピーが急激に良くなってきたのは。
大学1年の頃はまだメイクはできなかったかな?でも少しずつできるようになってきたのを覚えています。
彼氏もできました!
でもまだめちゃくちゃ痒くなる日もあって、彼氏に心配されたこともありました。
正直言ってぐうたら大学生だったので、その生活が良かったのかも。
誰にも干渉されず、朝までカラオケ行っても怒られない。1限目の授業はサボって寝てたり。
とにかくストレスが少なかったです。
でもまだ服はコットンしか着られない。化学繊維を着ると痒くなる。
したかったメイクはすこーしずつアイテムを増やしていったかな?
化粧水は合うものが少なかったのを覚えています。ヒリヒリするのが多かったですね。
大学4年生は少し悪化
大学3年の終わり〜大学4年の初め頃。また少し悪化しました。原因は就職活動。
自分は何がしたいか分からず悩んだり、エントリーシートも試験も面接も緊張しますし。要するにストレスですよね。
でも、なんとか採用してもらえて、就職活動が終わってからは、また良くなっていきました。
社会人1年目
この頃には結構良くなっていましたね。ステロイドはまだ塗っていましたが毎日ではない。炎症が出てきたら塗る、ってくらい。
メイクも割と普通に出来てたんじゃないかな?
でも、ストレスを抱えすぎてなのか、帯状疱疹になりましたけどね(笑)
ただ、それほどストレスを抱えても昔ほど超悪化はしなくなってました。
社会人2年目〜
あ、ちなみに私はこの頃SE(システムエンジニア)です。
残業が多く忙しい仕事だと一般的に言われていますよね。皮膚科の先生に心配されたのを覚えています。
やはり忙しい日が続くと悪化することはありました。昔よりはかなり良くなっているけど、一生塗り薬は必要なんだろうなと思っていました。
社会人5年目くらい〜
ステロイドの塗り薬は常にメイクポーチに入れていました。
でも、いつの間にか塗る回数が減っていってました。
薬が無くなると皮膚科に行く、というのを繰り返していたのですが、徐々に薬が減らなくなってましたね。
あと、昔は使える化粧水がかなり限られていたのに、この頃には、使えない化粧水(ヒリヒリしたり赤くなったり)の方が少なかったです。
あと、昔はマフラーとか痒くてできなかったけど、この頃はできるようになっていました。化学繊維の服にも挑戦できるようになったしね。
社会人10年目くらい〜現在
いつからかわかりませんが、ここ数年皮膚科に行っていません。塗り薬も一切塗っていません。
疲れると少し痒くなることはありますが、普通の人でも肌荒れしたりしますよね?
おそらくそのレベルかと思います。
それに、少し痒くなっても、保湿してちゃんと休養を取れば治ります!薬塗らなくても治るんです!
もうこれって普通の人と同じではないですかね?
メイク道具もだいたいどれ使っても大丈夫。
保湿は人一倍しっかりやってますけどね。
保湿のためのシートマスクも痒くならないです!
フェイスパウダーのもこもこのパフも痒くないよ!
あ、アトピーの影響かは分かりませんが、すごく顔の毛穴は開いていますけどね(笑)あの頃に比べたらこれくらい大したことないです!ある程度はメイクで隠せるし、隠れてなくても全然大したことない!
あ、あと、お酒を飲むとネックレスが痒く感じることがあるので、その時はすぐに外します。すぐに外せば、放っていても治ります^^
さいごに
ほんと、今アトピーで悩んでいる人には、昔の写真と今の状況を見て欲しい。こんなに良くなることもあるよって伝えたい。
でも、アトピー酷かった頃って、写真嫌いだったので全然残ってないんですけどね。残ってても遠目の写真ばっかり(笑)
そういえば、中高生の負の時代に、笑顔も忘れてしまってましたね…大学に入って少し笑えるようになった時、“笑顔がひきつってる”みたいなこと言われたことがあります。
たぶん全然悪気はないんでしょうけどね。男友達に言われました。(根に持ってるな私w)
そのあと笑顔の練習をしたのを覚えています。
でも今はたぶん普通に笑えていますよ^^
そして、私の場合は、“ストレス”が大きな原因だったのかなぁと思っています。ストレスを感じない生活っていうのは難しいですが、ストレスを溜めすぎない、定期的に発散するというのは大事なのかなぁと。
私の場合、一時期全然ストレスを感じない生活(大学生時代)をしていたのが良かったと思うので、 できればそういう生活を数ヶ月だけでもできると違うとは思うんですけどね。