私は10年以上SEをしている30代女です。
いわゆる大企業につとめており、パートナー会社に作業の一部を請け負ってもらってプロジェクトを進めていくことも多いです。
これから未経験でSEに転職する方は、そういった下請け会社や孫請け会社に入社することになるでしょう。
もちろんSEの世界は転職も多く、デキるSEは転職を繰り返してステップしたりキャリア変更する人も多いです。
そのため未経験だと入社のが困難な大企業でも、いずれ入社することは十分可能ですよ。
ちなみに、少し前に医者からGoogleのエンジニアに転職した方がTwitter話題になっていましたが、超超超…マレなのでほとんどの方には参考になりません(笑)
そして私は今までいろいろな会社の方と協力してプロジェクトを進めてきましたが、「デキるSE」と「デキないSE」の差が激しいと感じています。
正直言って自社よりも単価が安いためお願いしている面もあるのに、手戻りが大きくて“お願いしなければ良かった…”と思うことも。
ただし私が思う「デキないSE」は基本的なことが出来ていないことが多いです。
これから未経験でSEへの転職を目指している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
未経験からSE転職:一緒に働きたいエンジニアの特徴
私が今までいろいろなパートナー企業の方と仕事をしてきて、すごく仕事がしやすかった!また一緒に仕事したい!と思った人はこんな人です。
- 分からないことや小さなトラブル時にもきちんと報告や相談をしてくれる
- 人当たりが良くて話しやすい
- お願いしたことに対してそれ以上の成果が返ってくる
逆に、もうこんな人と仕事したくないわ…と思った人はこんな人です。
- 簡単なドキュメントの修正を依頼すると、謎にフォーマットが崩れた状態で返ってくる
- 基本設計(詳細設計)通りにパラメータ設計してくれない
- 「できます!」と言って出来ない
- 基本的なITの知識が乏しすぎる
- 間違っても謝らない
ちょっとこちらは具体的すぎましたかね(笑)
実際にあったことを思い出しながら書くとこんな感じになりました(笑)
では上記を踏まえて、未経験からSEを目指す方はどんな準備をしたらいいか?エンジニアになった後はどんなことに気をつけたらいいか?もまとめてみたいと思います。
未経験からSE転職:エンジニアになる前に準備すべきこと
やはり何よりある程度の技術力は大切です。
ただしSEと言っても幅が広すぎるため、まずはどんな分野のSEになりたいか?をある程度決めて準備するのが良いでしょう。
SEの種類
ざっくり分けても以下のような種類のSEが存在します↓
※ちなみに私はSEとプログラマーは全く別だと思っています。が、一応以下にも含めておきます。
- サーバーエンジニア
- ネットワークエンジニア
- アプリケーションエンジニア
- プログラマー
サーバーエンジニアとネットワークエンジニアを総称して、インフラエンジニアとも呼ぶこともあるでしょう。
また、サーバーエンジニアと言っても得意な分野が人によって異なります。
得意な分野の例をあげると以下↓
- OS(Window)
- OS(Linux)
- DB
- セキュリティ
もちろん複数の分野に得意なエンジニアもいます。
ちなみに私はLinuxとセキュリティが得意なサーバーエンジニアです。
どんな準備をすれば良いか?
どの分野のエンジニアになるにしても「仮想化」の知識や技術力は必ずあった方が良いです。
AWSが有名ですね。
今流行っていて今後も伸びると予測されているので。
そのため、「AWS+なりたいSE像に適したスクール」に入って勉強することをオススメします。
とはいえ何から学んだらいいか分からない…!という方は、Linuxを使えるようになっておくのがオススメ。
WindowsはGUIなのでやっていけばある程度は慣れていきますが、Linuxは知らないことだらけで戸惑うと思いますので。
また、ITパスポート等簡単なITに関する資格の勉強をするのも良いですね。
ただし正直言って仕事をする上で資格は必要ありません。
結構難しい資格を持っていても全然使えないSEを過去に何人も見てきているので…(笑)
でも資格が転職に有利になることは間違いないでしょう。
未経験からの転職の場合、わかりやすいアピールになると思うので。
また、どんな資格とったらいいんだろう…!という方は、スクールの方や転職エージェントに直接聞いちゃうのが最も確実かと思いますよ。
未経験からSE転職:エンジニアになった後に気をつけて欲しいこと
これは私からの願いでもあります(笑)
せっかく一緒に仕事をするならお互い気持ちよく仕事したいですからね!
私が気をつけて欲しいなと思うことは以下↓
- 自分を大きく見せない
- 「報・連・相」をしっかり実施する
- 早めの段階で完成イメージを共有する
- 社内レビューをしっかり実施する
- 間違ったら謝る
自分を大きく見せない
これはありがち。
エンジニア自身ではなく営業さんが「出来ます!」と言ってしまうパターンもありますけどね…
技術的に自身がないならちゃんと伝えて欲しいし、時間的に出来ないかもしれないならちゃんと教えて欲しいです!
もしハッタリをかましたのならそれなりの努力をしてください。
「報・連・相」をしっかり実施する
これも基本中の基本ですね。
不明点があれば早めに言って欲しいし、少しでも不安があれば相談して欲しい。
全然連絡がないと不安になりますから…!
順調に進んでいる場合でも、「予定通り進んでいます」とかいった連絡は欲しいです。
早めの段階で完成イメージを共有する
これは「報・連・相」にも繋がりますし、こちらからお願いすることもありますね。
例えば何か資料の作成を依頼した時、やはりいくら打ち合わせをしても完成イメージがお互い違った…!ということはよくあります。
そのため、完成イメージが明確でないときは、フォーマットと中身を少し書いた時点(2〜3割できた時点)で一度共有するのが良いです。
その方が手戻りも少なくお互いスムーズに仕事が進められますからね。
社内レビューをしっかり実施する
これ何でやってくれない会社があるのか疑問で仕方がないのですが…
パートナー会社からすると私たちは客の立ち位置。
フォーマットが崩れていたり、依頼した内容から明らかに違うものが来ることがあります(笑)
ありえないですね!!!
もちろんミスは誰にでもありますが、こちらはあなた自身に仕事を依頼しているわけではなく、あなたの会社に依頼しているのです。
社内レビューくらいしっかりやってから提出してください!
(すみません、取り乱しました笑)
間違ったら謝る
こんなSEは流石に少ないです。が実際にいました(笑)
しかもそれによって若干ですが設計の見直しが発生し、作業工数が増えたのですが、そこに関しては契約外なので出来ませんと言われました(笑)
いやいやいやいやいや、そちらのせいですよ!!!
しかも間違っているため今までの設計通りに出来ないのに、代替案の設計案の提示もしてこない。
もーーーーーー思い出しただけで怒りが!(笑)
私はその設計怪しいと思ったので念押しして確認してって言ったんですよ…!
でもできるって言ったじゃん…
しかも最終的には私が自分で検証してやっぱり間違いだったってことに気づけたんです。
もうこれ自分でやった方が早いじゃん・・・・・
(すみません、完全に愚痴になってしまいました笑)
まとめ
未経験からSEに転職するなら、やはりある程度の技術力は大事です。
やはり「エンジニアスクール」には一つ入るべきだと思います。
そして、時には仕事を得るために多少にハッタリが必要になることもあるかもしれません。
でもハッタリをかましたのならその分努力してください!
また、出来ないなら出来ない、間に合わないなら間に合わない、出来てるなら出来てる、そういった「報・連・相」は基本です。
あとは誠実に真面目に仕事してたらだいたい大丈夫。(ここまで細かくいろいろ言いましたが笑)
トラブルが起きたら「自分が何かやらかしたかも…」と考えましょう。
自分が間違っていたら謝りましょう。
不安に感じた作業は手を止めましょう。
自分の思い込みで作業を進めるのはやめましょう。
プロジェクトはチームで進めるものですからね!
未経験からでもITヲタクじゃなくてもSEはやれますよ!
いい転職先に出会えることを心から祈っています^^